私のようなコミュ障は人と関わることがあるたびに苦労する場面があると思います。
学校の自己紹介、発表、進学や就職の面接、仕事での会議などなど。
私もこれらのたびにドキドキして、人よりも心拍数が多くて寿命が縮んじゃってるんじゃないかと思うくらい不安と恐怖に打ちひしがれてきました。
そこで、今回はコミュ障に特にハードルとなる就職活動について、私なりに考えてやったことをお伝えしたいと思います。参考になれば幸いです。

自分自身を理解する
コミュ障といっても色々な症状があると思います。まずは自分がどういった症状か見極める必要はあると思います。
私の症状
私の自己紹介を簡単にします。コミュ障が原因で小学校からできるだけ目立たないように生活し、会社に入っても症状は改善せずに電話に出るのは怖いし、会議で意見を求められると何も言えないし色々辛い思いをしていました。
そんな中、病院で診察を受けたところ社交不安障害(SAD)と言われました。
- 人前でなにかするときに不安や恐怖を感じる
- 症状としては、発汗や赤面、手足の震え等がある
- 次第にそのような場面を避けるようになる
私はなにか人前とか対人関係の場面が近づくとすごく不安になり、心拍数が上がります。また、実際にその場面になると、声や手足が震えたり頭が真っ白になります。その結果なにもしゃべれないようになり、コミュ障の原因となっています。
私は大人になってから病院に行きましたが、同様の症状の方もその他の症状の方も早めに病院に行くことをおすすめします。
コミュ障は2種類ある?!
病院の先生に言われたことがあります。それはコミュ障には2つ種類があって1つ目は先天的なコミュ障、2つ目は後天的なコミュ障ということです。
前者は、生まれたときからコミュ障ということです。生まれたときから男とかそういう意味でしょうか。つまりはそういう性格というものです。
後者は、小さい時に対人関係、人前でトラウマの出来事があってそのことが原因で対人や人前が苦手になってしまったというものです。
どちらかと言うと後者が多いようですが、私はおそらく前者です。子供の頃から人と話すのが苦手で今でも親ですら話すのが苦手です。
後者の場合はトラウマの原因を少しづつ取り除いて行くことで改善される例もあるみたいです。
前者の場合は先生的にも難しそうな感じだったので、向き合って生きていくしかないみたいでした。
それでは本題です。コミュ障の私が実際に行った就職活動のやり方について記載します。
自分が向いている就職先を見つける
いぜ就活!となってもどの業界にしようと悩むと思います。「コミュ障だからどうせ受からないからどこでも良いや、数撃ちゃ当たるでいこう!」などとは思わないほうが良いです。
本当にやりたいことがある人はその業界を目指すのが良いと思いますが、そうでない私みたいな人は他人と関わることが多い業種は避けたほうが良いと思います。例えば営業とかですね。
人と関わるのが少ない業種は残念ながらほとんどないと思います。しかし、工場のラインや清掃業、運送業等は比較的人との関わりが少ないと言われています。また、社内のSE等の特定の人としか関わらないのも良いかもしれません。あくまで私経験したことはありませんので、素人の意見ですが。
あとは専門的な技術を持っている方はそれを活かす、能力を伸ばしていける職種であれば、自分に強い自信をもつことで人と関わったとしても仕事に集中できると考えます。

エントリーシートにはできるだけ力を入れる
業種が決まればエントリーシートを作ります。業種が絞られる中では如何にして面接までたどり着くかが重要になってきます。そのためエントリーシートはしっかり作り込む必要があると思います。
自己PRや志望動機は大体の企業で聞かれる項目だと思います。だからこそその短い文章のなかで自分の長所や意欲・積極性を簡潔に効果的に理解して貰う必要があります。
コミュ障の私はなかなか自分の長所をひねり出すのに苦労しましたが、大学で研究に打ち込んだ話やバイトを真剣に取り組んだ話をそれっぽく記述しました(嘘はついていないが話を膨らましていた)。
例えば研究を題材にした例だと「まじめにコツコツと取り組み結果を出した」だけでなく「自分で積極的にコツコツ勉強して取り組んだ、しかしどうしてもうまくいかないところは専門の先生や同研究室の仲間に話を伺い議論し解決した。その結果、物事に粘り強く取り組む根気強さと周りの人たちと問題を解決するチームワークの重要さを学びました」とかなり盛って言っていました(嘘はいってない)。
あくまでも自分がやってきたことを軸に書いたほうが良いと思います。でないともし面接で軽く質問されるだけで口ごもってしまうので。
間違っても「バイトリーダーで・・・」とか「サークルの中心として・・・」とか「潤滑油が・・・」とか嘘は言わないほうが良いです。
あとは周りに見てもらえるならば見てもらうのが良いです。どうしても自分だけでは考えが固定されてしまうことがあるので。

可能であれば集団面接/グループワークはさける
エントリーシートが受かればいよいよコミュ障にとっては辛い面接選考に移っていきます。
特に辛い場面は集団面接やグループワークだと思います。私は一度グループワークのある面接に参加したことがあるのですが、結局一言も話すことなく終わりました。当然ですよね、普段から話すのが苦手なのですから、ちょっと練習したところでうまくいくわけがありません。
こうなる前に集団面接やグループワークがある企業は避けたほうが良いです。
企業の求人にはだいたい選考の流れが書かれており、そこに集団面接やグループワークがあることが書かれていることが多いです。なので、私はその段階でそれらが含まれる企業は避けていました。

個人面接はめっちゃ練習する
個人面接に挑む場合はめっちゃ練習したほうが良いです。私の経験ですが、ほとんど練習しないで行った面接で、緊張しすぎて本当になにも話せず、向こうの方が気を使って苦笑いしていたのを今でもトラウマのように思い出します。
最低でも自己PRと志望動機はすらすら言えるようにしておくべきだと思います。それ以外の質問はもう運です。私は答えられない質問に対してはどうやっても思いつかないので「すみませんわかりません」とはっきり言っていました。緊張するのは避けられないですからね。
変な質問に対して答えられないのはしょうがないです。「そんな変な質問をしてくるいやらしい企業はこっちから願い下げだ!」くらいの気持ちで挑むと良いと思います。
内定後のイベントはスルーもできる
最終面接まで行き見事内定をもらった方はおめでとうございます。
内定後は企業によってはイベントに招待されることがあります。その場合は飲み会がある可能性が高いです。
私はそれが嫌でイベントごとには「研究が・・・」と理由をつけて断っていました。
コミュ障にとって飲み会の中心になってしまうのは、本当につらいです。
どうせ入社すれば歓迎会やらで一度はそのような機会があるので、その一回だけで十分です。

まとめ
以上私の体験をもとにコミュ障の就活について記述しました。
いろいろ偉そうに述べてきましたが、私は学生時代結局1社しか内定をもらうことができませんでした。なので、ここで言ったやり方は正解ではないかもしれません。こんな人間もいるということで見てもらえればと思います。
また、同じくコミュ障の人は一つの参考として見てもらえれば幸いです。
それでは皆さんの就活がうまくいくことを願っています。
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